タロットカード占いに興味がある方なら一度は自分で占ってみたいもの。しかし、タロットカードは種類が多かったり、占い方法も難しいと思う人も多いのではないでしょうか。
この記事では、タロット占いの基本的な方法やカードの意味をわかりやすく解説し、初心者でもできるタロットカード占いのやり方を紹介していきます。
初心者向け!タロット占い・タロットカードとは?
タロットカード占いとは、タロットカードを使って占う方法を指します。カード自体は比較的シンプルにできており、カードの持つ意味と操作方法さえ理解すれば、相談者のあらゆる側面を占うことができます。
タロット占いの基本
タロット占いは、大アルカナと小アルカナの計78枚のカードを使いますが、仕組みを理解するには正位置と逆位置という考え方が重要です。
正位置とはタロットカードが正しく見える位置であり、逆位置はタロットカードが上下逆に見える位置であり、正位置か逆位置かによって意味が変わります。
例えば、一般的に大アルカナ22枚で行うタロットカード占いで0番愚者のカードが出た場合、正位置なら自由や始まりなどポジティブな意味、逆位置なら逃避や無責任などネガティブな意味合いになるのです。
また、タロットカードの仕組みは、潜在意識に答えを聞くという考え方が元になっています。高次の存在に答えを聞くスピリチュアルとは違い、タロットカードを通して自分自身で潜在意識にある答えを引き出すことが可能になるのです。
顕在意識は1割ほど、潜在意識は9割ほどと言われ、自分では気づいていない部分が多くあります。しかしタロットカードは、その潜在意識を言語化してくれることが可能です。
カードそれぞれが持つ意味や正位置・逆位置などをしっかり理解することによって、より正確に潜在意識を示してくれます。
タロットカードの種類と意味
タロットカードは大アルカナと小アルカナに分かれており、それぞれに独自の意味があります。
大アルカナ
大アルカナはタロットの主要なカードで0番から21番までの番号が割り振られています。デッキによっては番号が入れ替わっているカードがあることもあります。
大アルカナのカードだけでも1枚1枚に様々な意味が含まれているため、大アルカナのみで占うこともできます。
小アルカナ
小アルカナはこの世のものを構成する火地風水に対応した「棒」「金貨」「剣」「聖杯」の4つのスートに分かれており、それぞれ14枚ずつで構成されます。
それぞれのスートにも意味があります。
・棒
棒は「火」を司ります。日本語では棒と訳されていますが、一般的なタロットでは「ワンド」や「ロッド」と書かれています。棒の「火」が持つ性質は、「燃え上がる情熱」「直観」「創造性」「強い感情」です。
・金貨
金貨は「地」と司ります。一般的には「コイン」や「ペンタクル」などと書かれています。ペンタクルの場合は金貨ではなく魔除けの護符を指しますが、金銭的な意味合いを持つため「金貨」としても問題ありません。
金貨の「地」が持つ性質は、「仕事やお金といった現実的なもの」「安定感」「五感」「堅実」「物欲」で、4つのスートの中で最も現実的な性質です。
・剣
剣は「風」を司ります。一般的なタロットでは「ソード」と書かれています。
トランプで「凶札」とされるスペードに当たり、ネガティブな意味合いを持つものが多いカードです。風は空気や音を伝達することから、剣の風が持つ性質は、「社交性」「言葉」「知識」「鋭い判断力」です。
剣の殺傷能力が相まることで鋭い意味合いが強まります。
・聖杯
聖杯は「水」を司ります。一般的なタロットでは「カップ」と書かれています。トランプで恋愛関係の意味合いをもつハートのスートに当たり、聖杯も愛情をテーマにしたカードが多いです。
聖杯の持つ水の性質は、「他者との心のつながり」「豊かな感情」「慈愛心」「主観的」「過去」です。
タロットカード占いのやり方
タロットカード占いを行うときは、質問内容によって、「スプレッド」と呼ばれるカードの並べ方が異なります。
スプレッドの最も簡単な方法と、タロットカード占いの流れは次の通りです。
スプレッドとは
スプレッドとは、英語で「広げる」という意味で、タロット占いではカードを特定の形に並べることを指します。
カードを表向きにして並べることを「展開する」と呼び、展開する枚数はスプレッドの方法によって1枚のものから20枚以上のものまで様々です。
知りたいことが少ない場合は少数枚のスプレッド法を選び、質問に対してさまざまな角度から検証したい場合は、多数枚のスプレッド法を選びます。
スプレッドの前に
- カードをシャッフルする タロットカードの山を裏向きにして目の前に置き、それを両手で崩します。そして質問事項を頭の中で念じながら、両手で時計回りにカードを混ぜ続けます。
- カードをまとめる 「もういいな」と思ったら手を止めて、カードを両手で1つの山にまとめます。横向きに山にした場合、カードの左側が上になるようにします。
- カードをカットする まとめたカードの山を質問事項を念じながら3つに分けて、それを1つの山に重ね直します。重ねる順は自由です。
他人を占う場合は、相手にカットしてもらい、1つの山にまとめてもらいます。
タロット占いの流れ
ここではタロット占いの流れについてみていきましょう。
- 占いたい内容を、イエス・ノーで答えられるくらいに具体的な質問に絞ります
- その質問内容にあったスプレッド方法を選び、頭の中に思い浮かべ、質問を念じながら、クロスの上などでカードをシャッフルします
- カードをまとめ、3つの山に分けます
- 3つの山を1つにまとめます
- スプレッドの方法に従い、カードを並べます
- 出たカードや読み取った意味は、メモしておくといいでしょう
ワンオラクルの占い方
ワンオラクルは、タロットカード占いの中で最も簡単な方法です。1枚のタロットカードで占いの結果を出すことができるため、短い時間で簡単に占えるのはもちろん、質問のイエス・ノーがはっきりとわかるのも特徴です。
ワンオラクルの占い方
- カードを混ぜてまとめてカットした後、そのカードの山を裏向きのまま、片手で崩して横一列に、全78枚のカードがほぼ同じ間隔になるように並べます
- 質問事項を念じながら、ピンと来るカードを1枚選び、横からそのカードをめくり、なんのカードであるかを確認します
ワンオラクルは、直感でカードを選ぶため、混ぜる時間は短くても大丈夫です。カードを選ぶときはしっかり集中しましょう。
それでは、実際にワンオラクルでの占いの結果を確認しましょう。
イエス・ノーを知りたい場合は、大アルカナと小アルカナの正位置・逆位置の意味を参考にしてください。
まとめ
タロットカード占いは、様々なカードの組み合わせや意味を理解することで、より正確な答えやアドバイスを得ることができます。この記事で紹介したタロットカード占いの基本的な方法や意味を学び、初心者でも簡単に占いができるようになれば、自分や周りの人の悩みに対しても、より適切なアドバイスを提供することができるでしょう。